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ダイビングのマスクが曇ってしまう原因と対処法をご紹介。

こんにちは!

東京にあるダイビングスクール レーブ新宿のインストラクターヒロシです。

 

数あるマリンスポーツのなかでも、長い時間海の中に潜ることができるスキューバダイビング。

ダイビングライセンスを取得することで、水族館や雑誌、SNSで見ている綺麗な海の中の世界を自分の目で見る体験ができる

素敵なアクティビティとなります!

 

そんな素敵体験ができるスキューバダイビングですが、ダイビングを実際にしたことがある方の中には、経験したことがあるであろうトラブル。

それは、ダイビング中にマスク(水中ゴーグル)が曇ってしまい視界がぼやけてしまったり、前が見えなくなってしまったこと。

 

沖縄などの透明度の高い海で水中景色を楽しんでいる最中に、視界を確保するための道具であるマスクが曇ってしまい

前が見えないストレスでダイビングが楽しめなかった…という経験があるダイバーさんは多いと思います!

 

マスクが曇るトラブルは、自分のダイビング器材を揃えたばかりの初心者さんにも多いトラブルですが、

ある程度の経験を重ねたダイバーさんも油断できないことです。

 

そこで、今回はダイビング中にマスクが曇るトラブルについて解説していきます。

 

カラフルなバリエーションのダイビング用マスク

 

  ダイビング中にマスクが曇る原因とは

スキューバダイビング中にマスクが曇ってしまう主な原因とは何なのか?

 

【原因①】

マスク中の空気の温度と海水の温度の温度差によって起こる『結露』による曇りです。

水中では水深が深くなると圧力により、マスクの中の空気は密閉状態になり、ダイバーの体温や鼻から吐く息によって温められます。

温められた水分が、マスクの外の海水との温度差により、レンズの内側に小さな水滴となって付着し、それらの水滴が光を乱反射をし、

白く曇って見える現象がマスクの曇りの正体と言われています。

 

【原因②】

もうひとつマスクの曇りの原因となるのが、マスクに付着しているシリコンの『油膜』と呼ばれるもの。

新しく購入した新品のシリコンゴム製のマスクには、製造中に付いたシリコンの油膜が付着したままになっているものが多くあります。

油膜が付着したままのレンズは、結露による水滴が付着しやすい状態になっているので、新品のマスクを使うとかなり曇ることがあるのです。

また、女性ダイバーに多く見られる点で言うと日焼け止めやファンデーションなど、油分の含まれた化粧品や皮脂も油膜の原因となってい

ます。

 

女性ダイバーがピースサインを送っている様子

 

 マスクの曇りを防ぐ大切なポイント2選

お気に入りの新しいマスクを購入したら、まずはマスクの油膜を落とすことが大切です!

油膜を落とすことによって、結露による水滴の付着をかなり抑えることができますよ。

 

≪油膜の落とし方≫

①マスクのレンズ内側に研磨剤入りの歯磨き粉かクリームクレンザーをつけ、しっかりと指で磨き洗いをします。

②顔の面が当ってる部分『スカート』(シリコン部分)やストラップ部分もレンズと同様に指で磨き洗いをしていく。

③マスク全体の油膜を落としたら歯磨き粉やクレンザーが残らないようにしっかりと水で洗い流す。

 

≪油膜が落ちたのかチェック≫

レンズ自体に水をかけて確認できます。

水がレンズ全体に薄い膜のように広がれば完了です!

水を弾いてしまうようであれば油膜がとれていないので、油膜がとれるまで繰り返し洗っていきましょう!

 

ふたつの目のポイントは、ダイビングの直前には、マスクに曇り止めをします。

曇り止めの効果としては、レンズの内側に水になじみやすい膜をつくり、水滴の付着を防ぐ効果があります!

 

≪曇り止めのやり方≫

①マスクのレンズが乾いている状態で、レンズの内側に2~3滴、曇り止めを垂らし、全体的に指でまんべんなく塗っていく。

②潜る直前にサッと水を入れて流し過ぎない程度で、乾かないうちにマスクを装着しましょう!

※流すときは温水では冷水で行いましょう。

曇り止めには、市販のマスクの専用曇り止めを使用します!

 

 水中でマスクが曇った時の対処法

水中でダイビング中にマスクが曇ってしまった時の対処法は、マスクの中に一度水を入れて『マスククリア』をして曇りを取るようにし

しょう。ダイビングを始めたてでまだ慣れていないダイバーさんには、マスクの中に水を入れるのは少々勇気が必要ですが、マスククリア

はそれほど難しいスキルではありません。

しっかりと水に慣れて、落ち着いてマスククリアができるように練習をしておきましょう!

 

≪マスククリアのワンポイントアドバイス≫

①マスクのフレーム部分を持って、上部を少し隙間を開けてマスクの中に水を入れていきます。

②少し下を向き、中に入れた水でガラス面の曇りをとる。

③曇りが取れたら、前を向き、フレームの上部をおでこに押さえつけ鼻から息を吐き出します。するとマスクの下側から自然に水が抜けて

いきます。

④水が残るようなら少し上を向き、水が完全に出るまで鼻から息を出し続けます。

マスククリアをするときに大切なことは、焦らないこと!

そして、鼻から息を吐き出すときは、勢いよく吐き出すのではなく、鼻歌を歌うように、ゆっくり静かに吐き出すのがポイントですよ!

 

マスクが曇らない為のメンテナンス方法

ダイビングが終わった後のダイビング器材は、海水で使用をしているのでしっかりと真水で洗うことが大切です!

他の器材と同様で、ダイビングマスクも真水でしっかりと洗いましょう。

マスクのフレームやレンズとシリコン部分には、砂などが挟まりやすいので全体的に丁寧に洗っていきます。

そして、マスクのシリコン部分には、顔が触れているため、皮脂や日焼け止め、ファンデーションなどが付着してしまいます。

これらを洗い流さずに使い続けてしまうと、徐々にレンズに油膜ができ、曇りの原因となってしまいます💦

ある程度期間が空いて使用する際に、曇ってしまう場合は定期的に、歯磨き粉かクリームクレンザーで油膜を落として曇らないようにして

おきましょう。

 

ダイバーがポーズをとっている様子

 

まとめ:マスクの曇ってしまう原因を知って、快適にダイビングを楽しんでいきましょう♪

水中の感動的な景色を見るために必要不可欠なダイビングマスクですが、曇ってしまうと大きなストレスとなってしまいます💦

ダイビング中にマスクが曇る大きな原因とは、マスク内の空気の温度と海水温との温度差による結露です。

マスクに出る油膜も曇りの原因になってしまうので、新しく購入したマスクはシリコンの油膜が付着しているため曇りやすいため

マスクを購入したら、まずはマスクの油膜を落とすこと。

あらかじめ、曇らないような準備をしておくようにしましょう!

ダイビング前のひと手間が安全かつ快適なダイビングへと導いてくれます!

 

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女性ダイバーがダイビング雑誌を持って写真を撮っている様子

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